初めて壁を乗り越え、自信を掴んだ2年目の挑戦
2020年の入社後、最初に任されたのは農機システムの問い合わせ対応でした。情報系専攻の知識と3か月の新人研修を経て、自信を持って現場に挑みましたが、JAの担当者様から飛び交う「現場ならではの専門用語」に全く追いつけず、言葉の理解に苦戦するスタートとなりました。
最大の転機は、入社2年目に「他システムへデータ連携するプログラムを書いてみよう」と案件を任された時です。当時の私にはハードルが高く不安でしたが、先輩方の手厚いフォローに加え、自分でも技術書を読み込むなど必死に食らいつき、なんとか完成に漕ぎ着けました。さらにこの案件では、ユーザーへの操作説明から導入サポートまでをメインで担当。自らの力で導入を完遂できた経験が「自分でもやれるんだ」という大きな自信に繋がり、今の私のキャリアを支える礎になっています。
現場ごとに異なる「運用」を紐解く
現在、私はシステム導入をメインにおこなうチームでサブチーフを務めています。私たちが扱うのは、トラクターなどの大型農機から修理用のボルト一本、さらには中古品の買取・販売まで、農機センターの業務を一元管理するシステムです。紙やExcelでの管理をシステム化することで、在庫の過不足を解消し、発注や入出荷にかかる事務処理の負担を大幅に軽減しています。
現在、全国100拠点以上の農機センターでシステムが稼働しており、年間10〜15拠点のペースで新規導入を進めています。その中で最も苦労するのが「マスタの整備」です。JAや拠点レベルで全く異なる複雑な運用ルールを、現場への入念なヒアリングを通じて紐解き、整理してからデータベースを構築するため、1拠点の導入には約1年前から計画を立てて取り組みます。稼働後も月末月初の締め時期には、入力漏れや遡及データの調査などの問い合わせをいただきます。お客様の状況を詳しくヒアリングしながら原因を突き止めるなど、根気のいる仕事で現場を支えています。難易度の高い仕事ですが、過去の経験から「あ、それは別のJAでもお問い合わせいただいた内容だ」と即座に解決策を提示でき、自分の成長がお客様の安心に直結した瞬間に大きなやりがいを感じます。
自分が受けた恩を後輩へ
私がここまで成長できたのは、温かい人間関係のおかげです。上司が気さくに食事に誘ってくれたり、同期とは今でも飲みに行くほど仲が良く、恵まれた環境に感謝しています。
最近はOJT担当として後輩の指導にもあたっています。指導で心掛けているのは「注意はチャット等で個人的に」「質問にはすぐ答える」「良い点はしっかり褒める」の3点です。最初は自分の業務との両立が大変でしたが、後輩が素直に吸収していく姿を見るのは大きな喜びでした。今ではチームの頼もしい戦力として助けられています。
現場を知る私だからこその「次の挑戦」
今後の大きな目標は、再び「開発」フェーズに携わることです。導入や運用保守を通じて培った「現場のリアルな声」を知っている私だからこそ、開発に還元できるアイデアがたくさんあるはずです。これまでの経験をすべて注ぎ込み、全国のJAの皆様にとってさらに使いやすく、より良いシステムを創り上げる。それが、私の目指す「次の挑戦」です。