心理学からIT業界へ。確かなスキルを求めて
大学では心理学を専攻していました。就職活動を始めた当初は別の業界を志望し、内定もいただいていたのですが、自身の将来やワークライフバランスを深く考えたとき、「どこへ行っても通用する、自分自身の確かなスキルを身につけたい」という思いが強くなりました。そこで、未経験ながらも着実に手に職をつけられるIT業界へ進むことを決意しました。
「お客様と直接話したい」という思いから社内SEの道へ
前職では、プログラマーとして製薬会社向けの製造管理システムの開発に携わっていました。やりがいはありましたが、下請けという立場上、お客様とのやり取りはSEを通す必要があり、直接会話をすることができませんでした。「もっとこういう提案や言い方ができるのに」というもどかしさを抱えるようになり、よりお客様に近い立場で課題解決できる環境を求めて、転職を決意しました。
試練の期間を乗り越え、システムの全体像を掴む
入社して最も驚いたのは、お客様との距離の近さと、コミュニケーション方法のギャップでした。前職はメール中心でしたが、当社は電話でのやり取りが中心でした。当初は戸惑いましたが、直接言葉を交わすことで認識のズレがなくなり、結果的に最も効率が良いと気づきました。お客様との距離も縮まり、日々の業務がとても円滑に回っています。
入社してまもなくチームの体制が変わり、自ら率先して業務を動かしていく機会に恵まれました。未経験の分野も多く試行錯誤の毎日でしたが、「これは自分を大きく成長させる絶好のチャンスだ」と前向きな気持ちで、一つひとつの仕事にチャレンジしていきました。積極的に取り組んだことで、早い段階からシステム全体を見渡す広い視野が身につき、エンジニアとしての確かな土台を築くことができました。この時期にたくさんの挑戦をして得た達成感が、今の自分を前へと押し出す大きな自信になっています。
チームの品質を守る役割と、活かされる心理学の知識
現在、私たちのチームは若手を中心とした5名体制で動いています。前職で培ったVB.NETの言語知識やITの基礎を活かし、今は自ら開発をおこなうよりも、メンバーが作成したプログラムの最終確認や受け入れ検証、システム改善時の要件確認などを担う「チェッカー」のような役割を務めています。チーム内の雰囲気も非常に穏やかで、コミュニケーションを大切にしながら業務を進めています。
日々の業務では、大学時代に学んだ心理学の知識が意外な場面で活きています。例えば、目標を細かく設定して少しずつ達成していく「スモールステップの原則」を自分自身のモチベーション管理に取り入れたり、メンバーそれぞれの性格傾向を考えながら言葉選びや伝え方を工夫したりしています。
オンオフの充実と、今後の目標
全農グループにはお堅いイメージがあるかもしれませんが、会社の雰囲気は穏やかで、社内はフレンドリーな人が多いです。私自身も頻繁に旅行へ行くなど、オンとオフのメリハリをつけてリフレッシュしています。チームメンバーも海外旅行によく行っており、有給休暇が取得しやすい環境です。
近年、社内では女性社員が増え、管理職として活躍する姿も珍しくなくなりました。私の今後の目標は、自分が上に立ってチームを引っ張ること以上に、後輩たちが働きやすい環境の「土台」を作ることです。女性が活躍するための新しい前例を作りながら、「あの人に聞けば大丈夫」と誰もが安心できる、部署を問わず頼られる相談役を目指していきたいです。